暮らしの百科  キッチン・バスのお手入れポイント


キッチンのお手入れ4つのポイント

レンジ回りの床や壁、換気扇などは、ちょっと油断すると油汚れがベッタリ・・・。
人目につきやすい所だから、こまめな掃除でいつもキラキラキッチンをめざしたい。
今すぐできるカンタンお手入れ方法をご紹介します。



ポイント1 その日の汚れはその日のうちに!

キッチンの床や壁は、一番活躍する場所だけに、最も汚れがつきやすいところ。
時間とともに落ちにくくなる油汚れも、ついたその日のなら、サッとひと拭きするだけでカンタンに落とせます。
毎日が無理でも、週に一度はお湯で拭くよう心がけましょう。
また、油汚れは予防も大切。
お料理をするときは必ず換気扇を回し、油の粒子をできるだけ外に出してしまうのがポイントです。

キッチン掃除イラスト1
ポイント2 洗剤を上手にセレクト!

どれだけゴシゴシ磨いても、汚れの性質と洗剤が合っていなければ効果も激減。汚れの種類に応じて洗剤をセレクトするのが、お手入れ上手の秘訣。
LEVEL1 ついてすぐの汚れ→中性の台所用洗剤
台所用洗剤とは食器用洗剤のこと。中性なので、素材を傷めることなく汚れ落としに使えます。
LEVEL2 こびりついた汚れ→弱アルカリ性付け置きタイプの洗浄液
換気扇の羽根にこびりついたベタベタ汚れも、つけ置き用洗浄液につけ込むだけで、ラクに汚れを落とせます。つけている間に他のことができて能率的。除菌・消臭効果もあります。
LEVEL3 ガンコな油汚れ→アルカリ性のクリーナー
変質した油汚れやガンコな手アカを分解。使用時は、必ず手袋を着用し、水拭きをお忘れなく!

キッチンイラスト2
ポイント3 汚れる前にシャットアウト

汚れやすいとわかっていても、なかなかお手入れが行き届かないのが換気扇。レンジ回りの床や壁もすぐに汚れてしまいます。お掃除の手間を省くためにも、汚れはあらかじめシャットアウトしてしまいましょう。
レンジフード お掃除が済んだら、きれいなうちにフィルターを。フードやダクトの中など、取り外せない部分の汚れを防ぐので、お掃除がグンとラクになります。羽にコート剤やワックスを塗っておくのもGood。髪用のリンスなどでも代用できます。
壁 食べ物や油が飛び散りやすい壁面には、油防止シートがおすすめ。
床 揚げ物などをする場合には、2〜3枚重ねの新聞紙を床に敷いておくと安心。

キッチンイラスト3 スッキリ
ポイント4 安全チェックは大丈夫?

CHECK1 コンロの元栓は締めましたか?
コンロのお手入れを始める前には、必ずガスの元栓を締めましょう。 ※IHコンロは、必ず電源をOFFにしましょう。
CHECK2 洗剤の種類は確認しましたか?
洗剤の中には混ぜると有毒ガスが発生したり、効果が激減するものも。洗剤の説明書をよく読んで正しく使いましょう。
CHECK3 手袋はつけましたか?
洗剤による手荒れを防ぐためにも、お掃除の際には手袋を使いましょう。細かいところや見えにくいところをお手入れする場合も安全です。

安全チェック!
 


バスのお手入れ3つのポイント

家の中でもとりわけ湿気が多くカビが生えやすいうえ、
毎日使うところだから、汚れもたまりやすくなります。
効果的なお手入れ方法をマスターして、快適なバスルームを実現しましょう。


ポイント1 こまめな掃除と換気がカギ!

浴室内の壁や床には石けんカスや湯アカがいっぱい。そのうえ、高温多湿でカビが繁殖する好条件がそろっています。
そんな浴室内を清潔に保つには、やはり毎日のお手入れがカギ。
入浴後は必ず良くそうにフタをし、洗面器やイスもさっと洗っておきましょう。壁や床にもシャワーで水をかけてから、乾いた布で水滴を拭き取っておくと安心。
カビ防止のためにも、換気扇を回したり、窓を開けて湿気を逃し、風通しをよくしておくこともお忘れなく!

おふろ掃除イラスト1
ポイント2 汚れの正体を見極める!

どれだけゴシゴシ磨いても、汚れの性質とお手入れ方法が合ってなけば効果も激減。汚れの正体を見極めて、お手入れ方法を考えましょう。
浴槽の黒ずみ:正体は体から出たアカ。
ついてすぐ温かいうちならスポンジでこするだけで落とせます。
排水口のつまり:ヘアキャッチャーやストッキングで毛髪を流さない工夫を。排水口内部には髪の毛や石けんカスがたまりやすいので、ときどき分解して中まできっちりキレイにお掃除しましょう。
浴槽のフチ、タイル、鏡につく白い汚れ:正体は水道水に含まれる塩素系イオンやカルシウム。日頃から水気をよく拭き取っておくと防止できます。 タイルの目地、風呂フタの黒ずみ:正体はかび。普段から汚れをちゃんと落としておくと予防できます。ついてしまったカビは、カビとり用洗剤で。この時、カビの胞子を散らさないよう、こすらず使うのがポイント。

おふろ ポイント イラスト2
ポイント3 洗剤を上手にセレクト!

浴槽、壁、床の材質と汚れの性質、また掃除したい場所に合わせて、洗剤を上手にセレクトしましょう。
LEVEL1 おふろ用洗剤
お風呂特有の白いカルシウム汚れには、カルシウム補足剤を含んだお風呂用洗剤をセレクト。プラスチック、ホーロー、ステンレス、人工大理石など、浴室に使われているほとんどの材質を傷つけずにきれいにピカピカ!
LEVEL2 カビ取り剤
水アカや石けんカスをエサに繁殖したカビは、黒ずみとなって壁やタイルの目地、風呂フタにこびりつきます。カビはお風呂用洗剤では落ちないので、カビ取り剤を使いましょう。
ただし使う際には注意が必要。手袋、換気を忘れずに。また、混ざると危険なので、他の洗剤と同時に使うことは絶対に避けましょう。
LEVEL3 パイプ洗浄剤
排水の流れが悪くなったら、パイプ洗剤を流し込んでみましょう。
定期的なお手入れには、酵素と微生物の働きで水アカを分解する「微生物タイプ」が環境にやさしくおすすめ。微生物タイプが手に入りにくい場合は、塩素系タイプでOK!

おふろ  イラスト2

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